創業70年以上の歴史を誇る黒坂鍍金(めっき)工業所が、100年企業に向けて100のチャレンジをしています。黒坂鍍金では、外国人労働者の雇用に力を入れています。現在は雇用社員約50%が外国人労働者です。
今回の100チャレンジでは、今回は、雇用している社員の約50%を外国人労働者にするという挑戦をしたことで、職場で何が起こったのか?を記事にしました。
今回インタビューさせていただいたのは、ブラジル出身の「山川マリナさん」と2018年度入社の「田仲さん」です。
生活を豊かにするために、22歳の時、ブラジルから愛知県へとやってきた山川マリナさん。最初に働いた職場はお弁当屋さんで、そこで16年働いた後、ブラジルに帰国。結婚を期に、日本に再来し、栃木県で暮らす。黒坂鍍金のアルバイトの募集を見つけ、入社。
ー日本に来て、最も大変だったことって何ですか?
山川さん)
言葉ですね。理解することも、喋ることも大変で。。
相手にゆっくり話してもらって理解していました。当時は、自分が話した言葉が相手に伝わらなくて、お店に行って商品を注文すると違うものが来たなんてことが、よくありました(笑)
ー黒坂鍍金では、外国人労働者が言葉を理解してくれなくて、相手が怒ったりすることはないんですか?
山川さん)
怒られることは無いですね。わからないときは、正直にすみません、わかりませんと言うと待ってくれます。
黒坂鍍金は本当に怒る人がいないですね。通じない時も、みんな待ってくれます。
ー色々な国の人がいて、困ったことはありませんか?
山川さん)
言葉が通じないことですね。
田仲さん)
日本語が通じなくて、仕事が進まない時ですね。
ー田仲さんにお聞きします。正直、外国人労働者に、日本語が通じなくてイライラすることは無いですか?
田仲さん)
ないですねー笑
日本語が通じない外国人労働者には、同じ国籍の外国人労働者が、私の言葉を通訳してくれます。相手の言葉は、日本語で通訳してくれるます。目の前で一生懸命通訳してくれている方がいるので、イライラはしないです。おかげで職場でもコミュニケーションが取れています。
目の前で一生懸命通訳してくれている方がいるので、イライラはしないです。おかげで職場でもコミュニケーションが取れています。言葉もわからない中、仕事を覚えようとしている姿や、日本語を理解しようとしている姿をみると、イライラなんてしないです。
田仲さん)
マリナなんで泣いてるの?(笑)(インタビューアーに)
すみません、マリナ涙もろいんです(笑)すぐ泣いちゃうんです(笑)
ー年齢が違うのに、名前で呼び合うんですか?
田仲さん)
そうです(笑)名前で呼んでいます。
ー国境の壁も、年齢の壁も越えるんですね!
田仲さん)
そうですね!ご飯も一緒に食べたりします。
それでも、お母さんみたいなときはありますよ。
私が、事務所所属なんですけど、バタバタしている時に、マリナが「事務所忙しい?大丈夫?チョコあげるから、頑張って!」って声かけてくれるんです。いつも気にかけてくれるので、本当にありがたいです。
山川さん)
涙
ー外国人労働者である山川さんからみて、黒坂鍍金って、どんなところですか?
山川さん)
言葉が通じるまで、待ってくれる優しいところです。ここの人たちは、忙しくても、言葉が通じないときは待ってくれる。怒る人を見たことがないんです。
私は50歳ですが、20代の若い世代の子達も仲良くしてくれますし、みんなが、言葉を理解するまで、言葉が通じるまで待ってくれるます。
ーこれから黒坂鍍金で働こうと思っている外国人労働者に、何を伝えたいですか?
山川さん)
ここは、新人さんに怒る人がいません。
ここは、新人さんに怒る人がいません。怒って教えるのではなくて、助け合って教えてくれます。わからないことは、わかる人が教えてくれます。言葉がうまく話せなくても、理解に時間がかかっても、一生懸命にやれば、みんなが助けてくれます。
私はこの職場にすごく感謝しています。文句ありませんw
黒坂鍍金では、外国人労働者を雇ったことにより、社員の中に“待つ”という優しさが生まれました。
外国人労働者と日本人社員の間で、互いに助け合い、互いに補い合うという関係が自然に構築され、外国人労働者は、会社にとてもいい影響を与えてくれています。
今後も、黒坂鍍金では外国人労働者を続々雇用して参りたいと思っておりますので、外国人労働者の皆様のご応募を心よりお待ちしております。