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アルマイト処理後の寸法変化はどのくらいですか?

膜厚と寸法に関するよくある質問

アルマイト処理後の寸法変化はどのくらいですか?

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公差の厳しい精密部品では、表面処理による寸法変化が設計の可否を左右します。
「アルマイトをかけた後の外径が規定寸法に収まるか」「穴径が変わって組み付けに支障が出ないか」こうした確認は、発注前に必ず行う必要があります。

アルマイトによる寸法変化の考え方

アルマイト皮膜は、アルミニウム素材が酸化されて皮膜に変化することで形成されます。
皮膜の約50%は素材内側に成長し、残り約50%が外側に成長します。

膜厚が10μmの場合の寸法変化

  • 外側への成長:約5μm(片側)
  • 素材内側への食い込み:約5μm(片側)
  • 外寸への影響:片側+5μm → 両面で+10μm

つまり、膜厚10μmのアルマイトでは、外径で約0.01mm増加します。内径(穴)の場合は逆に約0.01mm小さくなります。

膜厚別の寸法変化の目安

膜厚 外寸変化(片側) 外径変化(両面)
5μm +約2.5μm +約5μm
10μm +約5μm +約10μm
20μm +約10μm +約20μm
50μm(硬質) +約25μm +約50μm

精密部品の図面設計での対処法

アルマイト処理後の寸法が公差内に収まるよう、素材加工時の仕上がり寸法をあらかじめ小さく設定しておく(前加工で逃がしておく)のが一般的です。

たとえば、アルマイト後の外径が φ20.000mm(公差±0.010mm)で仕上がってほしい場合、膜厚10μmのアルマイトをかけるなら、素材加工時の外径をφ19.990mm前後に仕上げておきます。

寸法管理・検査への対応

当社では処理前・処理後の寸法確認や膜厚測定に対応しており、検査成績書の発行も可能です。
公差が厳しい部品については、事前にご相談いただくことで適切な処理条件をご提案します。

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お問い合わせ

公差と膜厚の兼ね合いについてご不明な場合は、図面や寸法をお知らせいただければ具体的にアドバイスします。

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