Q&A Q&A
めっき加工、表面処理Q&A
トップページ Q&A

アルマイト処理の図面指示はどのように書きますか?

アルマイト処理に関するよくある質問

アルマイト処理の図面指示はどのように書きますか?

XFacebook

アルマイト処理を発注する際、図面への記載方法が不明確だと処理条件にズレが生じ、仕上がりが要件を満たさないことがあります。「どう書けばよいかわからない」という声は多く、ここでは実務でよく使われる記載方法をまとめます。

基本的な記載方法

図面の表面処理欄(または注記欄)に以下のように記載します。

標準的な記載例

陽極酸化皮膜処理(アルマイト) 膜厚 10μm以上
JIS H 8601 AA10

硬質アルマイトの場合

硬質陽極酸化皮膜処理 膜厚 50μm以上

染色ありの場合

陽極酸化皮膜処理(黒色染色) 膜厚 10μm以上

JIS規格による膜厚区分

JIS H 8601「アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜」では、膜厚区分を「AAxx」で表記します。

記号等級 最小膜厚平均皮膜厚さ 主な用途
AA5 5μm以上 装飾・軽防食
AA10 10μm以上 一般防食
AA15 15μm以上 耐食性重視
AA25 25μm以上 高耐食

規格記号で指定することで、処理業者との認識のズレを減らすことができます。

記載しておくと良い追加情報

項目 記載例
封孔処理 封孔処理あり(熱水封孔)
適用部位の指定 〇〇面のみアルマイト処理(他面はマスキング)
素材合金番号 材質:A6061
外観品質 色むら・傷なきこと

マスキングが必要な場合

ネジ穴・はめあい部・電気接点など、アルマイト処理を施したくない部位がある場合は、図面に「マスキング部位」を明示する必要があります。指示がない場合は全面に処理されます。

マスキングには追加費用と工数がかかるため、事前にご相談いただくとスムーズです。

発注時の確認事項

図面への記載と合わせて、以下を発注時にご確認いただくと処理条件の認識が合います。

  • アルミ合金の種類(合金番号)
  • 膜厚の目標値と許容範囲
  • 染色の有無・色指定
  • 検査成績書が必要かどうか

関連:アルマイトの膜厚はどのくらいで指定できますか?
関連:アルマイト処理後の寸法変化はどのくらいですか?
関連:見積もりを依頼する際に必要な情報は何ですか?

お問い合わせ

「この図面記載で問題ないか確認したい」という場合も、図面をお送りいただければ確認します。

お問い合わせはこちら

その他のご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。

試作品や、1個からでも対応いたします
図面や仕様が固まっていないものや、量産前の検証や性能確認、処理選定のご相談も歓迎します。
お問い合わせはこちら