めっき加工、表面処理Q&A
アルマイト処理に関するよくある質問
硬質アルマイトと普通アルマイトはどう違いますか?
アルマイト処理には複数の種類があり、用途によって使い分けが必要です。
「硬質アルマイト」と「普通アルマイト(装飾アルマイト)」の違いを理解しておくことで、設計段階での処理選定が的確になります。
2種類の主な違い
| 項目 | 普通アルマイト | 硬質アルマイト |
|---|---|---|
| 膜厚 | 5〜25μm | 25〜100μm |
| 硬度 | HV 150〜200 | HV300~450(※HV450は材料による) |
| 耐摩耗性 | 中程度 | 高い |
| 色調 | 素材色に近い(染色可) | やや暗い(グレー〜黒) |
| 染色 | 可能 | 難しい(黒染めは可) |
| コスト | 比較的安価 | 普通アルマイトより高い |
| 主な用途 | 防食・装飾・軽い耐摩耗 | 耐摩耗・摺動・金型・治具 |
普通アルマイトが向いている用途
- 外観仕上げ・カラーアルマイト(染色)
- 電子機器筐体・パネル・カバー類
- 防食を主目的とした一般部品
- 軽い耐食性が必要な建材・内装部品
硬質アルマイトが向いている用途
- 摺動部品・ガイド・シリンダーなど摩耗が生じる部位
- 金型・治具など繰り返し使用に耐える必要がある部品
- 電気絶縁性が求められる部品(アルマイト皮膜は絶縁体)
- 耐熱性・耐薬品性が必要な部品
選定のポイント
外観(色・艶)が重要であれば普通アルマイト、表面硬度・耐摩耗性が重要であれば硬質アルマイトが基本の考え方です。
硬質アルマイトは皮膜が厚く硬い分、寸法変化が大きくなります。精密部品では前加工時の寸法逃げが必要になることがあります。
どちらを選ぶべきか判断が難しい場合は、使用環境・用途・要求性能をお伝えいただければご提案します。
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お問い合わせ
処理の選定でご不明な点は、図面や使用条件をもとにご相談ください。

